■館蔵品情報
餓鬼草紙
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写真番号:f2-19008-1
カラー種別:カラー
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作品名 餓鬼草紙
指定 国宝
作者
日本
時代 平安~鎌倉
世紀 12世紀
西暦
種類 絵画(A)
形式 1巻
材料 紙本著色
寸法 縦26.8cm  全長538.4cm 
賛者
所蔵者 京都国立博物館
寄贈者
銘文/印章等
台帳番号 A甲229
解説文 1巻の絵巻に収められている詞(ことば)・絵とも7段の餓鬼の物語のうちの1つで、墓に手向けられた水のしたたりをなめて、わずかに命を保つ食水餓鬼を描く。餓鬼は頚がとくに細く、手足もやせこけているのに、腹のみ肥大して、常に餓えに苦しむ様をあらわすが、この姿は人の目にはみえない。画面はこの悲惨な様子を柔軟な線と淡彩で軽快に描きだし、貴顕老若男女が雑踏する寺の門前の光景を添えて、さりげなく表現している。しかし、それは鎌倉時代の六道絵のどきつい表現にもまして、深刻な懺悔を迫るひとこまといえよう。平安時代後期に流行した一連の六道絵巻の1つである。
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